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WJ作品中心のSSブログ。 現在はDB(親父中心)、トリコ(コマ総受)となってます。
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急に更新が止まってしまってスミマセン…連日の寒暖差で体調崩しました(-_-;)
自分、マジで体調悪いと寝るのが早くなるのですが…連日、仕事→帰宅:寝る→ぐずぐず起床→仕事の繰り返し…家に帰ると倒れるように寝てしまいます…
実は昨日は18時間近く、今日は半日以上寝てたりしました…
まだ万全の体調ではないので、体力復活するまで更新速度が遅くなるかと…
これを書き始めてから…こんなに間が開いたの初めてですわ…
こうやって更新速度が遅くなっていくんだろう、なんて考えつつも自分の中で「何日に1度更新!」と決めておかないとこりゃやばい、と実感していたりします。

さて、【永劫回帰】も一段落着いたので、今回からタイトル変更です。

それにあたってもう一度自分の書いたモノを確認していたんですけど…
今読むと…【一期一会】の第1話ってまんまストー…ゲフン。
書いていた時はそんなつもりは無かったんですけどねぇ(-_-;)

でもまぁ…【一期一会】が6話、【永劫回帰】が33話。
【驚天動地】は何話になることやら。
未だに【慮外千万】は続きを書く勇気が持てないし…

それと、DBSSの【ヒトモジ】を先日、更新しました!
No-Nextの麗魔さまのイラストをSS内にUPさせて頂きました(^^♪
ご了承頂き、ありがとうございます♪♪


 人の噂も七十五日。
 とは言え、瞬く間に広がってゆくのが噂というもの。

 ただでさえ休みがちだった料理長の突然の長期休暇により、ホテルグルメはクレームの嵐に襲われていた。
 センチュリースープを求める予約は後を立たない状態だというのに、料理長の復帰時期は未定。
 レシピが公開されておらず、他に調理できる者もいない。
 通常ならば現場責任者が対応に追われる事になるのだが、原因が原因だけに今回ばかりはウーメンが動かざるを得なかった。
「大体の理由は会長からも聞いてるけど…シェフ、アンタ自分の立場わかってるワケ?」
「すみません…」
 小松はただ、頭を下げる事しか出来ずにいた。
 あの時も今も、自分の行動に後悔はしていないが、迷惑をかける事になる人達がいるという考えは全く思い浮かばなかった。
 ホテルグルメが6つ星なのはセンチュリースープがあってこそ。
 それが無ければ6つ星足り得ないのだ。
「今回は会長直々に説明に来てくれたけど…それに本当なの?アンタが四天王の面倒見てるって」
「えっと…面倒を見ていると言う訳じゃなくて、助けて頂いてますけど…」
「まぁどっちでも良いわ。取り敢えず4人にはその食材をホテルに納品するように伝えて頂戴。今回のシェフの休暇の代償だから納期は守る様に。それと…」
 ウーメンが指を差す先    小松の周囲には小さな4つの影があった。
「その子達が例の?」
 4つの影は小松にピタリとくっついたまま、離れようとしない。
 小さなトリコとココが小松の両サイドに、サニーは小松の背におぶさっており、ゼブラは抱っこされている状態だった。
「ここに来る事がばれちゃいまして…」
「置いてこれなかったってワケね…」
 そう言えば、とウーメンは天井を見上げた。
 いつもはココのエンペラークロウに乗って来る小松が今日は見たこともない獣に乗ってきていた。
「もしかして屋上のアレも?」
「…研究所から付いて来てしまいまして」
 いつも通りキッスに頼もうと近づいた所、背後から銜えられ半ば強制的に乗ることになってしまったのだった。
「この子達も屋上のアレも機密事項なんじゃないの?」
「そうなんですが…マンサム所長も一龍会長も好きなようにさせて良いと…」
 研究所内の問題は大方解決した事からマンサムも一龍も多少自由にさせても問題は無いと判断したようで、興味を持ったことはやらせて良いと許可は出ていた。
 が、だからと言ってIGOの用意したエリアから出してしまってもし人に見られたら、と思うと小松が気が気ではなかった。
「だってさ、きょうはむっさいのたちみんなでかけちまったし」
「こまつさんはけがにんですから、ぼくたちだけでもいっしょにいてあげないと…」
「れたち、つよくなったからまつまもれる!」
「…」
「あら、一人除いて随分とかわいらしい事言うじゃない。これ本当に元が四天王なワケ?」
「え、あ!ゼブラさん!また音弾使いましたね!いつも言っているでしょう!人がいる時はちゃんと声に出して話なさい……ってだからボクだけに聞こえてもダメなんですってば!」
 小松にはゼブラの声が聞こえているが、他の者にとってはただの独り言にしか聞こえない。その為、ちゃんとした話し方をゼブラから教わっている最中なのだが、小さなゼブラは一向に普通の会話をしようとはしなかった。
 伝えたい事は伝えたい相手に伝わっていれば十分だ、と。
「シェフ…アンタかなり元気じゃない?抱っこまでしちゃって。本当に大怪我してるの?」
 小さなゼブラを抱えている事と言い、とても長期の休みが必要な程の大怪我とは思えない。もっとも、第一ビオトープの研究所関係の者達からも休ませるように嘆願は届いているのだが。
「れがささえてるし!」
 胸を張って答えたのは小さなサニーだった。
「サニーのしょっかくでゼブラのからだをささえているんです」
 サニー自身の体も、小松に負担をかけない様に体重の大半は自分の触覚で支えている。
 小松がゼブラに手を添えているのは不自然に見えないようにする為に過ぎない。
「もう表面の傷だけなんですけど、中々周りが許可してくれないんです。ボクもそろそろ包丁を持ちたいなと思っているんですけど」
「アンタが居なかったこの1ヶ月で売り上げ落ちてるんだから、出来るだけ早く治すのよ。アンタの料理のファンは四天王だけじゃないんだから」
 連日小松の居場所を教えて欲しいと尋ねてくる者もおり対応に辟易しているウーメンにとって、1日でも早く小松に戻ってきて欲しい、と言うのは紛れも無い本音であった。

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プロフィール
HN:
神薙
性別:
女性
職業:
事務
自己紹介:
サークル活動時
《BlueSkyHero》では【蒼皇那鬼(ソウコウ ナキ)】
《Legend-Of-DragonBall》では【神薙(カンナギ)】
と、サークル名を変える時にPNまで変えたりしたお馬鹿です(笑)
どんなジャンルにも手を出しますが、自分が書くジャンルは少なかったりします…
今はタイバニ(兔虎)にもハマってたり…
基本、親父好きです(爆)
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