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WJ作品中心のSSブログ。 現在はDB(親父中心)、トリコ(コマ総受)となってます。
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今日はBSアニマックスで「たった一人の最終決戦」がやってました(^^♪
無料放送日だったんですねぇ…弟に言われるまで知らなかったんですよ。
弟から突然「あ、バーダックの親父の話やってる」と言われ…
ん?
バーダックの親父?
「カカロットの親父がバーダックだろう!」
と突っ込みを入れてしまいましたよ…バーダックの親父…誰だよそれ…

DVD買ったからいつでも見れると解っていても…見てしまうんですよね~。

やっぱ、何度見ても親父は良い!


「確実にこっちに向かってきてやがるな…」
 大猿になったブロリーとターレスの反応は間違いなく自分達を目指している。
 バーダックはこの場から動くべきか留まるべきかを考えた結果、居住区に被害の及ばない場所へと移動する事にした。
 ブロリーが大猿化したまま、こちらに向かっている。
 それが問題だったのだ。
 ターレスならば大猿などという目立つだけの状態にいつまでもさせておく筈が無い。
 大猿のままでこちらに向かっているという事は、ターレスにはブロリーを元に戻す術が無いという事になる。
 通常、エリート戦士クラスになれば大猿化しても理性は失われないが相手は子供。
 万が一にも理性が無くなっているとするならば、この場に留まっていては被害が大きすぎる。
「なぁ…父ちゃん。どうしてもダメか?」
 何処に移動するかを考えていたバーダックだが、もう1つの選択が必要な事を思い出した。
 カカロットを連れて行くか否か。
 ブロリーが理性を失っているとするならば、破壊衝動を抑える事無く攻撃してくることだろう。
 対峙した時にカカロットが居ては、はっきり言えば足手纏いである。
 出来る事ならばこの場に残して行きたいが、その場合、ブロリーが進路を変えなければカカロットには己の身を守る術がない。
 ブロリーがターレスと同じようにバーダックが撃ったエネルギー弾の弾道からこちらを目指しているならば、郊外からもう一度エネルギー弾を撃ち込めばその進路を変える事だろう。
 だが、何も目安にせず偶然こちらに向かってきているだけだとしたら。
 居住区にいる下級戦士達とて満月の夜の危険性を知らない訳ではない。
 誰かが月の光を浴びて暴れるのは毎回の事。
 多少の怪我を負う者は出るだろうが、自己の判断で避難する事だろうが、カカロットにその判断は出来ない。
「カカロットを守りながらアレを抑えなきゃなんねぇか…」
 仕方が無い、と溜め息を1つつくとバーダックは居住区から離れた荒野へと向かった。
「あ、父ちゃん!オラこっちじゃなくて」
「黙ってろ。ブロリーもこっちに向かっている」
 バーダックが動いた途端にブロリーも自分達を目指して進路を変えた。
 ターレスの動きが止まっている所を見ると、ブロリーを追いかけるべきかバーダックの居た場所に向かうべきかを悩んでいる事が安易に予測できる。
「狙いは何だ?」
 理性を失った大猿が何故、自分達の後を追うように動くのか。
 それだけはどう考えても答えが出ない。
「いいか、カカロット。これからここに大猿になったサイヤ人が来る」
 カカロットが何処まで理解出来るか解らないが、相手の戦闘力からして自分も全くの無傷とは行かないだろう。
「オレが大猿の相手をしている間にターレスが来たら一緒に家に戻れ。良いな」
 手頃な岩場にカカロットを下ろす。
 スカウターに表示される相手の位置からすると、もう数分もすればここに来ることだろう。
 相手の命を奪う戦いよりも相手の命を奪わない戦いの方が遥かに難しい。
 その上、相手の戦闘力は今の自分より上である。
 追手のエリート戦士達も多少の戦力にはなる程度でしかない。
「トーマ達に援護を頼むか…?いや…アイツが相手じゃ怪我人が出るだけだな…」
「父ちゃん…」
 カカロットも今までに見た事のないバーダックの姿に不安を覚えていた。
 バーダックと自分はターレスとブロリーを迎えに来ただけだというのに。
「大猿ってオラのこと呼んでるヤツなのか?」
 バーダックが警戒している方向からは今も尚、自分を呼ぶ声がカカロットには聞こえていた。
 どうしても会いたい。そう思わせる声。
「父ちゃんの言ってる大猿って     ブロリーなのか?」
          ト!』
 耳に聞こえる声ではないが、カカロットはその声の主を思い出していた。
 何度も何度も呼ばれるうちに。
 その悲しい声の主を。

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HN:
神薙
性別:
女性
職業:
事務
自己紹介:
サークル活動時
《BlueSkyHero》では【蒼皇那鬼(ソウコウ ナキ)】
《Legend-Of-DragonBall》では【神薙(カンナギ)】
と、サークル名を変える時にPNまで変えたりしたお馬鹿です(笑)
どんなジャンルにも手を出しますが、自分が書くジャンルは少なかったりします…
今はタイバニ(兔虎)にもハマってたり…
基本、親父好きです(爆)
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