忍者ブログ
Admin / Write / Res
WJ作品中心のSSブログ。 現在はDB(親父中心)、トリコ(コマ総受)となってます。
<< 10   2024/11   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30     12 >>
[128]  [127]  [126]  [125]  [124]  [123]  [122]  [121]  [120]  [119]  [118
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

昨日、急にPCの変換が出来なくなりました(-_-;)
変換しようとするとフリーズしてしまう始末。
何度再起動しても良くならず…検索した所、ユーザー辞書が破損している可能性があるとか。
説明の書かれていたサイトのやり方通りにした所、あっけなく復旧。

さっさと検索していれば2度のエラーチェックなど無駄な時間を使わなくてすんだのに…と後悔せずにはいられませんでした…


にしても…流石にそろそろ、副題が被りそう…等と心配をしていたらバカ発見!
【永劫回帰】で矛盾点が(笑)
なので、こっそりそこを直してしまいました(^_^;)


「面倒くせーが、オレがこのガキに声の使い方を教えろとよ」
 強制ではない。
 マンサムとて、ゼブラが容易に引き受けるとは思っていない。
 が、自然に声を出してしまっている者にとって声の出し方を教える事は困難である。
 その上、音弾の原理は音弾を使える者が一番理解している。
 だから断られる事を前提でゼブラに打診したのだが、報酬を貰うまで暇だからという理由でゼブラはそれを引き受けた。
『このままでいい』
「あ゛?」
『ふべんはない』
 話したい相手に自分の声は届く。
 周りに聞こえていようが聞こえていなかろうが、関係ない。
「フン、どっちでも構わねーよ。てめぇが覚えようがその気が無かろうがな。だが、一度約束した事はオレは遣り通す。それだけは覚えておけ」
『…おりじなるだからといいきになるな』
「てめぇこそガキだからってチョーシにのってんじゃねーぞ」
 周囲の者にはゼブラの声しか聞こえないが、小さなゼブラが何を言っているのかは大体予想がついた。
「なぁ!それよりこまつは!」
 これだけ周囲が騒いでいても目を覚ます様子はない。
 トリコから大丈夫だと聞かされてはいるが、ならば何故目を覚まさないのかと不安になる。
「あー、取り合えず小松にどう説明するかを考える時間が欲しかったからな」
「精神的な疲労もあるだろうし、ゆっくり休んで貰おうと思ってね」
「松にはワリけど、薬で寝てもらってる」
 小松がどうこうと言うよりはトリコ達の方が心の準備をする為の時間が必要だった。
「なんでそんなことするんだよ!」
「小松の手なんだけどよ…傷が深くて暫く包丁は握らせるなって言われたんだよ」
「治らない訳じゃないんだ。けど、無理に使おうとすれば痛みがあるし、傷の治りも遅くなる」
「完治するまで料理するな、っても松のことだからな」
 料理に命を掛けていると言っても過言ではない小松の事。
 ただでさえ、レストランの料理長という立場でありながら度々厨房を空けてしまっている。
 この上、怪我で長期休むという選択をするとはトリコ達には到底思えなかった。
「まつ、むちゃしない」
「だよな。ばんぜんのたいちょうじゃなかったらうまいもんはつくれないっていってたしさ」
 な、と小さなトリコとサニーがココに同意を求めようとしたが、ココはそれどころではなかった。
 自分が原因で小松が怪我をし、命の危険に晒された。
 大丈夫だと聞いた時は命の危険が無くなった事に安心した。
 その為       小松の怪我を忘れてしまっていた。
 自分に触れたが為に焼け爛れてしまったそれを。
「…ぼくのせいだ…」
 料理の楽しみを小松から奪ってしまう。
 それは命を奪ってしまう事と大差ないのではないだろうか。
「もう一度言うよ。治らない訳じゃない。小松くんの手はちゃんと動く。傷が治れば今まで通り、料理も出来る。キミが気にしすぎると今度は小松くんが気を病んでしまう。キミがするべきなのは後悔じゃない。同じ事を繰り返さない為にどうすれば良いかを考える事だ」
 過ちを犯したならば、同じ過ちを繰り返さないことが唯一の贖罪。
 犯してしまった過去は変える事は出来ない。
 いつまでも悔やんでいるばかりでは、何も変わらない。
「松がどんな反応するか、想像しなくても解る。解るが…」
「それだけに、どうしたら良いかが解らねぇんだよ…」
 きっと小松の事だ。
 自分が選んだ行動が齎した結果を悔いるような事はない。
 怪我に関しても仕方がないくらいで、グチグチと文句をたれる様な事はしないだろう。
 何せハントに行く度に遺書を残すような者なのだから。
 そして周囲を思い、完治せずとも料理に支障がないと判断すれば仕事にも戻る事だろう。
「何より、料理の出来ねぇ小松と普通に接する事が出来るかどうかってのがオレ達には一番の問題なんだよ」

拍手

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret(管理人のみ表示)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
HN:
神薙
性別:
女性
職業:
事務
自己紹介:
サークル活動時
《BlueSkyHero》では【蒼皇那鬼(ソウコウ ナキ)】
《Legend-Of-DragonBall》では【神薙(カンナギ)】
と、サークル名を変える時にPNまで変えたりしたお馬鹿です(笑)
どんなジャンルにも手を出しますが、自分が書くジャンルは少なかったりします…
今はタイバニ(兔虎)にもハマってたり…
基本、親父好きです(爆)
サーチエンジン
バーコード
ブログ内検索
お気に入りサイト集

20110527220702.jpg
季節ハズレのカニ祭 様

zyoutunsamabana-15.png
バダの里 様

dbbana2.jpg
No-Next★ぷらねっと 様

隠れ家はじめました 様
※18歳以上対象トリコサイト
etc
カウンター

Copyright ©   ~言の葉の部屋~ All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]