忍者ブログ
Admin / Write / Res
WJ作品中心のSSブログ。 現在はDB(親父中心)、トリコ(コマ総受)となってます。
<< 10   2024/11   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30     12 >>
[123]  [122]  [121]  [120]  [119]  [118]  [117]  [116]  [115]  [114]  [113
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

…以前に買ってしまったと書いたトリコのキャラソン…
昨日、やっと封を開けました(笑)
ついでに封の開いていないCDを纏めてWALKMANに入れようと思って開けたのですが…一番古いのはギアスのOP…発売日に買ったのは確かなので…5年近く封を開けずにいたという事ですね(^_^;)
何の為に発売日に買ったのやら…

ちなみに…
DVDだと某隔週刊行を行うD社から2005年に発売された「X-ファイル」シリーズ。
「全部集まったら一気に見よう!」
と思って…そのまま1話も見てなかったりします(笑)


「…なぁ…気付いてるか?」
「親父さんだろ」
 ターレスの返事にラディッツが短いため息をつく。
 なんやかんやと、ちょっとした騒動はあったもののカカロットの生誕祭は無事に終了した。
 その後からバーダックの様子がおかしい。
 1週間、2週間、1ヶ月…と時間が経つにつれ、自分達やカカロットを避けている様に見える。
「カカが産まれる前はオレが何かすりゃ直ぐにエネルギー弾が飛んできたってのに最近は睨むだけで何もしてこねぇんだぜ?」
「いや…お前のその基準もどうかと思うけど……でも、遠征先も日数の掛かるところばっかりなんだよなぁ…」
 以前    母が生きていた時と比べると家に居ない日が増えている。
 バーダックが遠征に出てしまえば必然的に家の中は子供達だけになる。それも1人は生まれて半年も経たない赤ん坊だ。
 近隣に住むバーダックの仲間や知り合いや、果ては普通ならこんな場所に来ないような人物までが様子を見に来てはくれるが、それでも心許無い日々が続いている。
 赤ん坊の相手は想像以上に大変なのだ。
 ミルクやオムツの世話は勿論の事。夜鳴きもすれば、訳の解らない愚図りもある。
 数少ない子持ちの女戦士や医局のツルフ人から助言を貰いながら何とかやってきているが、大人にとっても負担の多い育児は7歳児である2人の身には余るものだった。
「…親父も…遠征行くなら行くで誰かに頼んでってくれよぉ…」
 愚痴が多くなるのも仕方の無い事。
 だがラディッツとターレスは愚痴を言いながらも、カカロットの面倒を良く見ていた。
 母の残した大切な命を。
「親父さん、今度は何日位で戻ってくんだろうな」
「…今回もまた『遠征行ってくっから後は適当にやっとけ』って書置き一枚だったしなぁ…」
 はぁ、と深いため息が漏れる。
 時計を見ると、そろそろカカロットのミルクの時間だった。
 ラディッツが重い腰を上げると、見計らったかの様に家の呼び出し音が鳴る。
「…?まさか…」
 この家を訪ねてくる者で態々呼び鈴を鳴らすような上品な振る舞いをする人物は限られている。
 そう、普通ならばここに来る事など無い人物のみ。
「元気そうだな、2人とも。さて、バーダックは…」
 扉を開けると予想通り、ベジータ王が姿を見せた。
 この5年ほど前に王位についたばかりの王は何かと言うと城を抜け出し、バーダックを訪ねて来ていた。
 行動的で下級戦士にまで気を配る王を大半の者が歓迎しているが、パラガスには悩みの種でしかない。
 が、この王の行動にも理由があり、それを知っているバーダックはパラガスを追い払う役も買って出ていた。
「親父は遠征に行ってますよ」
「何!トーマからその様な報告は受けておらんぞ!」
「…え?」
 遠征はチーム単位で行く筈だった。
 勿論、例外はあるがそれは王の認可の下に組まれる臨時小隊のみ。
 単独での遠征は認められておらず、出撃許可も下りるわけが無い。
「管理局に確認せねばなるまいな…お前達も来るか?」
「行くに決まってんだろ。ラディッツ、ほら」
 ターレスの手にはおんぶ紐を装着されたカカロットの姿。腹が減ってきているのか、少し愚図り始めている。
「…俺かよ…」
「オレでも良いけどよ、お前のが背負い慣れてるし」
 お前で良いなら背負え、と言いたいが言葉を飲み込む。ここで揉めている暇は無いし、抱っこならまだしもターレスが素直におんぶをする筈が無い事をラディッツは知っている。曰く、相手の顔が見えないのが嫌なのだそうだ。
 家の中でなら抱っこでも良いのだが、外を出歩くならば両手は使えた方が良い。
 そう判断したラディッツはカカロットを受け取ると、手際よくおんぶする。
「ターレス、お湯と粉ミルクと哺乳瓶」
「ほらよ」
 外出用の一式も既に用意されていた。
「…お前なんでそんなに準備良いわけ?」
「ま、出来が違うって事で」
「…出来が悪くて悪かったな…」
 ボソッと呟かれたラディッツの言葉が聞こえたのか、ターレスが困った様に頭を掻く。
 違う意味で取られてしまった、と弁明する前にベジータ王に促され、3人は遠征の全てを管轄している管理局へと向かった。

拍手

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret(管理人のみ表示)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
HN:
神薙
性別:
女性
職業:
事務
自己紹介:
サークル活動時
《BlueSkyHero》では【蒼皇那鬼(ソウコウ ナキ)】
《Legend-Of-DragonBall》では【神薙(カンナギ)】
と、サークル名を変える時にPNまで変えたりしたお馬鹿です(笑)
どんなジャンルにも手を出しますが、自分が書くジャンルは少なかったりします…
今はタイバニ(兔虎)にもハマってたり…
基本、親父好きです(爆)
サーチエンジン
バーコード
ブログ内検索
お気に入りサイト集

20110527220702.jpg
季節ハズレのカニ祭 様

zyoutunsamabana-15.png
バダの里 様

dbbana2.jpg
No-Next★ぷらねっと 様

隠れ家はじめました 様
※18歳以上対象トリコサイト
etc
カウンター

Copyright ©   ~言の葉の部屋~ All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]