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悩んだ末にここまでに…
【一期一会】第2話です。
ピーンポーン 備え付けのインターホンが鳴る。
「はーい!」
ピーンポーンピーンポーン
今度は2回。
先ほどの返事はやはり聞こえていなかった様だ。
「ちょっと待っててくださいね?」
早く出ようと思うのだが…引っ張る手が中々それを許してくれない。
ピンポンピンポンピーンポーン
やっとの事でその手を離し、ドアホンの画面を確認しようとした途端…
ガタン、ガタン…グシャ!
玄関から不吉な音が聞こえてきた。
その音に先程やっとの思いで離した手が再び自分を捕まえる。
(まさか…ね…)
玄関を破壊するような来訪者には心当たりがありすぎる。
今の玄関も果たして何代目だった事か…数えるもの虚しくなる程の回数を壊されている。
だが、その人物が今日ここに来る理由には心当たりが無かった。
「小松!」
まっ先に飛び込んできたのは予想通りの人物だった。
自分の1.5倍近くある身長、自分の何倍もの筋肉のついた逞しい体、だというのに威圧感を与えない子供のような笑顔の持ち主。思い立ったが吉日を信条とし、自分を決して曲げる事のない人。
「トリコさん…」
今一番来て欲しくなかった人の姿がそこにはあった。
「前、やりすぎだって!」
「全く…早く業者呼んであげないと」
トリコの体で姿は見えないが、その後ろから聞こえる声の主達の来訪も普段なら何を置いても歓迎するのだが、今は事態をよりややこしくするだけの疫病神の声にしか聞こえなかった。
「来ちゃったんですね…」
「来ちゃったんですね、じゃねぇ…」
一歩、小松の方へと踏み出そうとした足に何か違和感がある。
力を込めれば動かせない事はないが、何かが邪魔をしている。
小松に向けていた視線を徐々に自分の足元へと移すと、青い塊が目に入ってきた。
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《BlueSkyHero》では【蒼皇那鬼(ソウコウ ナキ)】
《Legend-Of-DragonBall》では【神薙(カンナギ)】
と、サークル名を変える時にPNまで変えたりしたお馬鹿です(笑)
どんなジャンルにも手を出しますが、自分が書くジャンルは少なかったりします…
今はタイバニ(兔虎)にもハマってたり…
基本、親父好きです(爆)