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外伝扱いですが、実は私にとってはこっちが本命だったりします。
【Past】はどう見ても…カカロットが主役になってますから…
私の中の順位は
1.バーダック
2.ブロリー
3.ターレス
4.ラディッツ
5.パラガス
次いでトーマ、カカロット(悟空)という感じだったりするので(^_^;)
でも親父好きは今でも居ると信じてます!
※当時(2006年5月発行)の作品を一部改定しております※
赤く染まった世界。
見渡す限りの赤、緋、紅。
命を持つ者は己以外に存在しない場所。
命を絶つ事に疑問を思った事はない。
「バーダック!帰還したら検査を受けに来いと何度言えば解るんだ!」
医療棟の前を通りかかると、待ち構えていたかのように白衣を纏った男に声をかけられた。
「…うるせぇんだよ。何か?あんなちんけな星一つでオレの能力が変化するとでも思ってのか?」
今回の遠征先はバーダックには物足りなかった。
非戦闘民族の住む星。
自分達を滅ぼす者が現れたと言うのに、抵抗らしい抵抗もなく一方的に殺されてゆく者達。
「覚えておけ。次もあんな手応えのねぇ星に行かせやがったら、テメェから潰す」
バーダックと比べ背が半分も無い男は、上からの威圧にただ震える事しか出来なかった。
現在、惑星ベジータには二つの民族が住んでいる。
生まれながらに戦いを好む戦闘民族サイヤ人と貪欲な探究心を持つツフル人。
千年以上昔。
ツルフ人の住む惑星プラントへ母星を失ったサイヤ人が流れ着いた。
科学の粋をつくしたツフル人の兵器をもってしてもサイヤ人の得意な能力には敵わず、それ以降サイヤ人にツフル人が従属する形で共存していた。
サイヤ人の戦闘力にツフル人の科学力が加わり、彼等の戦いの場は北の銀河全域へと広がる。
時の王、第48代ベジータ王は一つの伝説を信望していた。
《彼の者、漆黒の髪を黄金へ、闇の瞳を翡翠へと変える。その力、無限なり》
遥か昔よりサイヤ人の母星を滅ぼしたと伝えられる一人のサイヤ人の伝説。
王は絶対的な力を求めていた。
伝説に伝えられ、数少ない文献に残っている伝説の戦士に自らがなりたかった。
しかし、王の進めた研究は皮肉な事に王には最強たる遺伝子が受け継がれていない事を証明してしまった。
ツフル人の力により全タイプの遺伝子を検査した結果、ある一種の血筋のみが保有する特殊な遺伝子。
その種は文献に描かれた戦士の《力を手に入れる前の姿》とも一致する。
《ルートタイプ》
彼等が100%その因子を保有していた事から《ルート因子》と名づけられたそれこそが、伝説のサイヤ人へとたどり着く唯一の手掛かりだった。
王の野望の為に、彼等が犠牲になった事は言うまでもない。
惑星中のルートタイプが新設された研究所へと集められ、大人達は遺伝子実験の、子供達は戦闘力上昇実験のモルモットとして扱われた。
そんな実験の一端として生まれたのがバーダックだった。
父・母共にルートタイプの中でも戦闘力が最も高い者を選び、ルートタイプとしては最高値の戦闘力を持って生まれた子供。
物心つかぬ内から戦闘力を上昇させる為の訓練を受けさせられ、休む事無く戦地へと送り込まれる。
傍から見ても異常としか思えない生活を強制されていた。
バーダックが生まれたのと同じ頃、王にもルートタイプの女性との間に子供が生まれる。
しかし、王の期待を裏切り因子を持たぬグリーズタイプだった為に王の子への関心は失せ、更にルートタイプの実験へとのめり込む事となった。
この頃からサイヤ人の中に一種の変化が起こる。
王の狂気に連鎖するかのように、無意味に他者を殺す事に楽しみを見出す者が増加。
元から他の種族に比べ人口の少ないサイヤ人は、同族間の殺し合いが日常と化した為に、減少の一途をたどり始める事となる。
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《BlueSkyHero》では【蒼皇那鬼(ソウコウ ナキ)】
《Legend-Of-DragonBall》では【神薙(カンナギ)】
と、サークル名を変える時にPNまで変えたりしたお馬鹿です(笑)
どんなジャンルにも手を出しますが、自分が書くジャンルは少なかったりします…
今はタイバニ(兔虎)にもハマってたり…
基本、親父好きです(爆)