【永劫回帰】第3話です。

実はチビさん達の性格や行動は大きなトリコ達の他にモデルが居たりします。
我が家のニャンコその③、ワンコその①、ニャンコその④です(笑)

【永劫回帰】第2話のチビココの行動はまんまワンコその①の行動だったり。
…実際は小型犬なので膝カックンの状態になるんですけどね…包丁持ってる時だと本当に危ないです…
でも犬猫の行動って見てると人間の子供と同じような事するんですよね。
2匹構ってるともう1匹が離れた場所から飛んできて「自分も！」って割り込んできたり。
チビトリコのモデルのニャンコは結構悪戯っ子なのでお留守番の時はリードで園芸用のコンクリートブロック（約2kg）にリードをつないで行動制限しているんですが…1個だと引きずって歩いてしまいます…ニャンコってこんなに力持ちなんだって始めて知りました…

…今日のアニメでまたもや私の中のサニーの人物像がブレてしまいました…

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「それで、いつまで小松君に黙っているつもりなんだい？」
　ココの視線の先には小さなココがいた。
「あなたにはかんけいありません」
　その姿は小松の前に居る時と違い、全身が赤く染まっている。
「君の身体の事を最も詳しく知っているのはボクだ。そしてアドバイスをしてあげられるのもね」
「…むりです。あなたとぼくはちがいますから」
「違うって…君はボクだろ？」
「ぼくたちはうまれたときからぐるめさいぼうをもっていた。あなたたちはあとからぐるめさいぼうにてきごうした。そこでもうちがいます」
　グルメ細胞を持った細胞から生まれた自分。　クローンの様に別の母体があった訳でもない。細胞から単体で育ち、その持ち主と同じ姿になる。
　それが不自然である事を小さなココは良く解っていた。
「確かに、その点は違うかもしれない。でも今の君の状況は解るよ…毒が制御できないって事はね」
「…」
「ボクも未だに感情の揺れで無意識に出てしまう事があるからね。生後数ヶ月の君が完全に制御なんて出来る訳が無いんだ。君が放っておいて欲しいって言うから様子をみていたけど、段々と制御できない毒の量が増えてるよね？」
　図星だった。
　始めは指だけだったのが手、腕まで広がり…今では全身が赤く染まってしまう。
　小松は優しい力だと言ってくれた。
　でもここまで広がってしまうと、誰にも、小松にも触れる事が出来ない。
　今はまだ、小松の前でだけは押さえ込めている。が、それもいつまで出来るか解らない。
「…やっぱり…だめなんです…こまつさんはきっとだいじょうぶだっていってくれるけど…」
「駄目？」
「しっているんでしょ？ぼくとココとサニーしかもういないって。けんきゅうじょのみんなはしんじゃったって」
「…いや…それは…初耳だな」
　小松から小さな自分が小さなトリコやサニーと違って研究所内部での記憶を持ち、そこで自分以外の自分の死を見てきた事は聞いていた。
　マンサム所長から渡された資料にはこの子供達が「一番長生きしている」との記載はあったが、他の研究所にいる子供達については一切書かれていなかった。
「…しらなかったんですか？」
「あぁ、君は何処まで知っているんだい？」
「マンサムしょちょうは…あなたたちにもはなしてなかった…？ぼくにはおしえてくれたのに…？」
　確かに自分以外の者には内緒にして欲しいと頼んだ。
　それでもマンサムならば自分達のオリジナルである者達には真実を告げていると勝手に思い込んでいた。
　自分達のような者との約束を守ってくれる存在など、小松以外にいないと思っていたから。
「それだけ、君達は大切にされてるって事だろうね。だけど、聞いてしまったからには全部話してもらうよ。君達の為にも…小松君の為にもね」
「…わかりました…」
「ならトリコとサニーを呼んでくるよ。君の話は皆で聞いたほうが良さそうだ」
「あの…こまつさんは…」
「呼ばないよ。余計な心配を掛けたくないのは君だけじゃない。それに君の兄弟もね」
　小さな自分の言っている「駄目」の意味。
　彼に死相は見えない。
　だから自分の思っている様な意味ではない。
　心配するような事には、小松を悲しませるような事にはならない筈だと、ココは祈るしかなかった。