WJ作品中心のSSブログ。
現在はDB(親父中心)、トリコ(コマ総受)となってます。
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永劫回帰 第5話 です。
アニメのオブサウルスが可愛かった(笑)
動き方は別として顔が。
「あんな顔だったっけ?」
と、ついコミックを持ち出してきてしまった程です。
ただ…何故バッタがタコに?
タコだと…さほどキモさがなかった…
「気は進まないけど…行くしかないね」
「だな。んか隠してるだろーし」
「いくって…」
「研究所に決まってんだろうが。あそこの連中が何のデータも取ってねぇ訳がねぇんだよ。所長にも文句の1つや2つ言ってやりてぇからな」
失敗した研究結果も必ずデータにしている筈である。研究者というものは。
小さな変化から
実験に関わる全てのものを保管出来るだけの場所があそこにはある。
「だれがいくんですか?それにいっても…」
研究所に行く事で必ずしも成果が上がるとは限らず、逆に今以上の絶望を目の当たりにすう可能性すらある。それに研究所で起こった事はマンサムが教えてくれている。
「全員で行くしかねぇだろ」
「本来なら君達と小松君は置いていくべきなんだろうけどね。君の話を聞く限りではあまり悠長にしていられないみたいだ。それに君達が一緒に行けば今の君達の状態も検査出来るからね」
小松に聞く限りでは3人の様子を電話で時折マンサムに話す程度で、細胞や血液などの検体検査を行っているという話は無い。IGOの研究所なら設備も整っており、研究者が居なくてもある程度の検査は行えるだけの知識は持っている。
方法が見つからないにしても今の身体の状態を調べておくに越したことは無い。
「前らだけ連れて行っても良いんだけどな、松を置いていったら…」
帰って来た時にどれだけの文句を言われる事だろうか。
これが小松に全く関係の無い、トリコ達だけの問題ならば迷わずに小松は置いていくし、小松も置いていかれた事に関して何もいわないだろう。それは小松が人の領域に不用意に踏み込んだりしないからなのだが、今回の状況はどちらかと言えば小松の領域での話だ。
「だめです!こまつさんには」
「いつまでも隠せる事じゃねぇだろ。小松に心配させたくないって気持ちは解るけどな、心配させる事になっても伝えなきゃならない真実ってモンがある」
「つたえないといけないしんじつ…」
伝えられない真実を隠す優しい嘘。
小松を心配させない為には自分達の変化は全て嘘で隠すと決めた。
「小松の気持ちも考えろ。自分の知らないことでお前達に何かあったら、アイツはきっとアイツ自身を責める」
「こまつさんの…きもち…」
心配させたくない。
困らせたくない。
悲しませたくない。
これは自分達の願い。自分達の思い。決して、小松がそうしたくないと望んだモノではない。
「お前は小松に後悔させる気か?オレ達はどうしたら小松が後悔しないか、それを真っ先に考える。その結果が小松を悲しませる事になってもな」
「こうかいさせない…」
「例えどんな結果になったとしても、行動を起こしたか起こさなかったかで後悔するかしないかが決まる。君だって小松君に自分の事で後悔なんてして欲しくないだろ?」
「松は前が考えるほど弱くない。いや…松はオレ等よりも強い。心はな」
サニーの言葉に、トリコもココも無言で同意する。
「それとも何もしないで症状が悪化するのをただやり過ごすのか?それで最悪の結果が来た時、小松がどんな思いをするか想像してみろ」
悲しんでくれる事は解る。
マンサムから研究所に残っている自分達の話を聞いても『死ぬ訳が無い』『諦めるな』と言い続けてくれた人なのだ。
だが、小松の傍には自分達のオリジナルが居る。きっと自分達が与えてしまう悲しみも、彼等が一緒に居ればそう長くは続かないだろう。
「…あなたたちがいればだいじょうぶです。ぼくたちは…ほんとうならいないんですから…」
自分達をずっと覚えていて欲しいとは思う。それでも、ただ悲しませるだけでしかないならば、少しでも早く忘れて欲しいとも思う。
「おれはやだぞ!」
バタン、と扉が勢い良く開くと小さなトリコとサニーがいた。
「お前等…立ち聞きしてたのか!?」
「こまつがめしだからよんでこいって。で、きたらきこえた」
家の中だからと気配を探るような事はしていなかったのが裏目に出た。
何より小松が近づいてくれば足音で直ぐに解ると油断し、この2人がこの部屋に近づく事はないと思い込んでいたのだが。
「れもやだ!ずっといっしょにいるってやくそくしたし。きらめたらまつがなく!」
「だよな。ココ、おまえこまつにあきらめるっていえるのかよ」
生きることを諦めたら駄目だと、一番最初に言われたのはココ。
そしてその言葉を信じて諦めずに生きる道を探していたのもココ。
だからこそ、自分達には無理でもココならマンサムの話から自分達が生きる為の道を見つけてくれると思っていた。勿論、自分でもどうしたら良いか考えてはみたのだが、マンサムやココの話は難しく、どうしても全てを理解することが出来なかった。
「おまえ、わすれたのかよ。こまつのうそをほんとうにしようってきめたじゃねーか!」
優しい嘘を真実に変える事が出来るのは、嘘の対象である自分達のみ。
だから3人で決めたのだ。
二度と悪いことは口にしないと。
諦めるという言葉を口にはしないと。
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プロフィール
HN:
神薙
性別:
女性
職業:
事務
自己紹介:
サークル活動時
《BlueSkyHero》では【蒼皇那鬼(ソウコウ ナキ)】
《Legend-Of-DragonBall》では【神薙(カンナギ)】
と、サークル名を変える時にPNまで変えたりしたお馬鹿です(笑)
どんなジャンルにも手を出しますが、自分が書くジャンルは少なかったりします…
今はタイバニ(兔虎)にもハマってたり…
基本、親父好きです(爆)
《BlueSkyHero》では【蒼皇那鬼(ソウコウ ナキ)】
《Legend-Of-DragonBall》では【神薙(カンナギ)】
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今はタイバニ(兔虎)にもハマってたり…
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