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WJ作品中心のSSブログ。 現在はDB(親父中心)、トリコ(コマ総受)となってます。
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今日は【昨日の夢~】を更新するつもりだったんですけど…書いても書いても、書き直したくなってしまって…
収拾がつかない状態になってしまったので諦めて【STRAIN】にしました(^_^;)

書いている最中に悩みだすと、お手上げ状態なんですよね。昔から…

あ、カテゴリーの名称をちょっとだけ変えました。
今まで〖四天王→コマSS〗〖ALL→コマSS〗としてましたが、自分で「何処が?」と思ってしまい…素直に〖トリコSS〗にしました。
この機会に【一期一会】と【永劫回帰】もカテ分けをしてしまおうかと思ったんですが、【一期一会】が6話しかないので止めました(笑)
そんな事したらDBSSも【修羅色の戦士】と【昨日の夢~】でカテ分けせにゃならんので(-_-;)
もし、読み辛かったりしたらカテ分けしますのでご一報を。



「あぁ、そうだ。おい、小僧!ちょっといいか?」
 バーダックに呼ばれ、少年が警戒しながらも傍へと近付いていった。
 警戒、といっても初対面の時よりは緊張が解れた感じではあるが。
「ターレス達に聞いたんだけどよ、お前、未来から来たらしいな。詳しく話を聞かせろ」
 簡単な経緯はブルマ達から聞き、ターレスからもシヤーチの言葉として聞かされているが己の耳で確認しなければ気がすまなかった。
 僅かな情報のずれで状況が変わってしまう事もある。
 一番正確な情報は、情報を持っている本人の話のみ。
 聞く機会があるのならば、聞いておくに越したことは無い。
「解りました」
 少年の話を聞くバーダックの姿は真剣そのものだった。
 僅かな情報でも聞き漏らすまいと、細微でも疑問が湧けば聞ける範囲で全て聞き出す。
 惑星ベジータに居た時、バーダックがチームリーダーを勤めていたのも、この分析力があってこそ。
 バーダックは戦いを有利に運ぶ為ならば、攻略惑星の情報を余す事無く調べ、分析する。
 戦いの面しか見ていない者には全く想像のつかない一面を、バーダックは備えていた。
 そしてターレスから聞かされたシヤーチの言葉を思い出しながら、違った道を何処まで進んでしまっているのかを懸命に探る。
「そうか。今の所はオレ達の存在とカカロットの心臓病の発病時期、寄生生物の有無、それにお前の存在程度って所だな」
「すみません。オレも師や母から伝え聞いた情報なので、これ以上詳しい事は…」
 この世界に存在する筈の無い者達。
 そんな自分達が存在する以上、これからもそういった存在が増える可能性はある。
「人造人間は2人っつったな。19号と20号」
「はい」
「その2体以外はどうなった」
 少年は首を振るしかなかった。
 他の人造人間がどうしたのかなどと、気に掛けている余裕のある世界ではない。
 目の前の敵を倒すことに集中してもそれをなす事が出来ない。
 そんな世界が、彼の世界なのだから。
「なら、お前の知っている人造人間とブロリー。どっちの戦闘力が上だ?」
 ブロリーが上ならば特別焦ることは無い。
 2対1ならば負ける可能性はあるが、集団戦闘となれば確実に自分達が有利だ。
「人造人間は気を発しないので比べるのは難しいです。ですが…超サイヤ人になったオレ以上なのは確かです」
 少年はその姿を金色の戦士      伝説の超サイヤ人へと変貌させる。
 バーダックがスカウターのスイッチを入れると、ブロリー同様、計測不能となったが少年からはブロリーの様な威圧感が感じられなかった。
「皆さんを見て、正直驚きました。オレは自分と師くらいしか知りません。これ程の高い気を持つ人がオレの世界にも居たら…」
 過ぎてしまった事を悔やんでも仕方が無いとは解っている。
 だから、過去へと渡ってきたのだ。
 それでも【もし】と考えてしまうのは弱さゆえだろうか。
 戦える者が自分しかいない世界。
 戦える者がより多く存在する世界。
 何故、自分の世界には彼等が居ないのだろうか、と。
「これだけの気を持った人が集まっているなら必ず人造人間にも勝てると思います。それに悟空さんも宇宙から戻った時には自在に超サイヤ人になれるようになっていたと聞いてますから」
 バーダックと少年、そしてその場に居る者達の視線が一斉に悟空へと向けられた。
 しかし、それらから視線を逸らすように俯いてしまう。
「オラは…超サイヤ人にはなれねぇ…」
 絶句する少年とは対照的に、バーダックは不適な笑みを浮かべていた。
 最大の標的を見つけた時の笑みに似たそれは、バーダックの中に新たな確信が生まれた証でもあった。
「ソンゴクウ、テメェは命を縮める選択を選べるか?お前の仲間の為、いや、この惑星の為に」

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HN:
神薙
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職業:
事務
自己紹介:
サークル活動時
《BlueSkyHero》では【蒼皇那鬼(ソウコウ ナキ)】
《Legend-Of-DragonBall》では【神薙(カンナギ)】
と、サークル名を変える時にPNまで変えたりしたお馬鹿です(笑)
どんなジャンルにも手を出しますが、自分が書くジャンルは少なかったりします…
今はタイバニ(兔虎)にもハマってたり…
基本、親父好きです(爆)
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