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WJ作品中心のSSブログ。 現在はDB(親父中心)、トリコ(コマ総受)となってます。
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み…短い更新が続いてしまいました…
ちゃんと次の長さを確認して更新すれば良いものを…
…後悔してもまた同じ事をするかも知れませんが(^_^;)

改訂してて思い出したんですが、昔、この辺りの話を知り合いに「飯ブロ?」と突っ込まれた事が(笑)
そんなつもりは全く無いです。
単に「ブロちゃんの話を親身に聞いてくれる人って誰かなぁ」と考え、「あ、ヤムチャもクリリンもバダ側に行っちゃったよ…じゃあ悟飯しかおらんなぁ」程度だったんですよねぇ…

そう言えば…やっとの事でDBのDVDの予約が出来ました(^^♪
バーダック&未来トラのアニメスペシャル!
1000円な為か、普段予約しているネットショップに無く…あれやこれやと探してやっとです。
探し方が悪かったから、かも知れませんけどね…
でもこれで間違いなく手に入りそうなので今から楽しみです。



 ブロリーは自分の知らないカカロットの姿を、悟飯の話から思い浮かべていた。
 昔も今も。
 直接、触れられない場所にいる事に変わりは無い。が、今はカカロットの治療が澄みさえすれば、その声を聞く事も出来る。
 泣き声ではない声を。
 唯それだけの事が、嬉しかった。
「…あの…どうして其処までお父さんの事を心配してくれるんですか?昔、それも赤ちゃんの時に会っただけなのに」
 悟飯自身、赤ん坊の頃の記憶など無い。いや、普通の人間ならばその頃の記憶を持っている筈がない。
 なのに目の前にいるブロリーはその時の記憶だけで自分の父を助ける為に行動を起こした。
 それが悟飯には不思議でならなかった。
「僕は…産まれてからの、ううん、生まれる前、僕に意識が出来た頃からの事を覚えているんだ。母さんの心臓の音。母さんの声。それに…カカロットのお母さんの声も」
 何故その様な記憶が自分にあるのか、ブロリーも疑問に思った。
 宇宙船でまだ自分しか目覚めていない時。
 ブロリーは船に記録されていた様々な文献を読み解き、その結果、自分が異能な存在である事に気付いた。
 通常ではありあえない戦闘力。
 記録には一切出てこないタイプの姿。
 産まれる以前からの記憶。
 こんな自分は本当は周囲の者から疎まれているのではないかとも考えた。
 フリーザの目を眩ます為に《追放》と言う形を取るしかない、と王は父に話していたが、真実味を増す為にと父は自ら片目を捨てた。追放される人間が無傷で居るのはおかしいからと。
 案の定、墓場と呼ばれる星へ落とされてからはフリーザ軍の目は無くなった。
 その星で長く生きられる者が居ないと、フリーザも知っていたから。
 父を追放する口実とされた自分の戦闘力。
 あの時は王の使いが生きる為に必要な物を運んでくれていた事から、王の言葉が真実ではないとわかった。
 それでも…文献を読めば読むほど、異質な自分を王は本当に追放したかったのではないか、と思えてならなかった。
 だからこそ、出来る限りの知識を身につけ、状況を把握することに努めた。
 そしてその時、サイヤ人の出産に関する資料を読み、母やカカロットの母の強さを知った。
「サイヤ人の女性は子供を産んでも自分で育てる人は殆ど居ないんだ。赤ん坊は生まれて数日で占領予定の惑星に単身で送られる。カカロットが地球に送られたみたいにね。星送りになった赤ん坊は役目を果たすと回収されて、その後やっと親に会うことが出来るんだ。親が望めば一緒に暮らすことも出来るけど…子供が居ると中々戦いにいけないからって施設に預ける人が9割。でもカカロットやターレスのお父さんは自分の子供と一緒に暮らしてて、僕の母さんも僕や父さんと一緒に暮らすつもりだって僕が生まれる前から言ってたんだ。僕は母さんの中でそれを聞いて嬉しかった」
 サイヤ人の女性の大半は子供を産む事をリスクとしか考えていない者が多く、その為に最低でも子供を1人は産むようにと義務化されていった、と記録には記されていた。
「僕は母さんと同じ考えを持っていたカカロットのお母さんの声も好きだった。カカロットもお母さんの事が好きだったと思うよ。保育器の中でずっと、お母さんが居ないって泣いてたから。その時はカカロットの悲しい気持ちが伝わってきて、僕も一緒に泣いちゃったんだけどね。けど…僕はそんなカカロットしか知らないんだ。お母さんが居ないだけで泣いてたのに…お母さんが死んじゃったって知ったらもっと泣いちゃうんじゃないかってずっと心配だったんだ。だから、僕も地球に来れるって解った時はすごく嬉しかった。それに、母さん達がした約束を母さん達の変わりに僕が果たしてあげたいって思ってたから」
「約束…」
 悟飯がポツリと呟く。
 初めてこのサイヤ人達と出会った時、ターレスも口にしていた。
『お袋さんとの約束を何で破ったんだ!』
 自分達の描いていたサイヤ人からは到底想像することも出来ない言葉。
 だがその言葉を口にする彼等ならば、父も素直に受け入れるのではないか、と悟飯には思えた。

 メディカルマシンの中では胸を押し広げていたアームが徐々に少なくなり、傷口が閉じられ始めていた。

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自己紹介:
サークル活動時
《BlueSkyHero》では【蒼皇那鬼(ソウコウ ナキ)】
《Legend-Of-DragonBall》では【神薙(カンナギ)】
と、サークル名を変える時にPNまで変えたりしたお馬鹿です(笑)
どんなジャンルにも手を出しますが、自分が書くジャンルは少なかったりします…
今はタイバニ(兔虎)にもハマってたり…
基本、親父好きです(爆)
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