最初にSSブログをやろう！と行動に移した時、サイト名で思い切り悩んだんですよねぇ…
サークル名のままにするか、別の名前を付けるか。
で、結局、一時期作っていたHP（検索にも引っかかりません(笑)その上、別ジャンル2話＋ヒトモジの合計3話をUPしただけで更新が止まってたり…）の名称をそのまま使う事にしました。
ホント…語彙が少ないんですよ…私は。
「言の葉の部屋」以外にも以前（2007年頃？）に別ジャンル（とは言えＤＢ絡み）で開いていてブログの名称でもいいかなぁ、なんて思ったんですが今回のサイトの趣旨と若干違うのでやめました。
ちなみに…そっちのブログは閉鎖しようにもパスワードを忘れてしまい、4年近く放置状態だったりします(-_-;)


…今回の話…短っ！
でも区切りを考えるとココまでなんですよね…先日分に含めてしまえばよかったかも(^_^;)

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「何やってんだ？カカロット？」
　ラディッツとターレスが家に戻ると、玄関先でちょこんとカカロットが座っていた。
　既にブロリーの姿が無いことからも、誰かが連れ戻しに来た事は解る。
「ブロリー待ってんだ。また来るって約束したから」
　嬉しそうな顔で言う。
　が、直ぐに来れる筈が無い。
　ブロリーがどの様な状況下に置かれているかは、トーマを介して聞かされているし、何より今日会ったばかりなのだ。
　普通に考えても、このまま待っていて会える訳が無い。
「あのなぁ…また、って言ったんだろ？なら今日はもう来ねぇよ」
「来るって言った！」
　ターレスの言葉に頬を膨らませながら反論する。
　言い出したら聞かないこの末っ子が、今何を言ったところで動かない事を確信したラディッツは取り合えず放って置くことにした。
　夕飯の支度をし、食卓に料理を並べていると案の定カカロットが玄関から戻ってくる。
「ほら、腹減っただろ？もう出来上がるから…」
　が、自分の分の食器を持つと、再びトコトコと玄関へ戻ってしまった。
「カカロット…？」
　ラディッツが玄関を覗くと、そこで1人黙々と食事を始めている。
「随分とブロリーの事、気に入っちまったみてぇだな。仕方ねぇか。同じ年のヤツに会うのも、話すのも初めてだしよ」
　惑星ベジータではカカロットとブロリー以降、まだ子供は産まれていない。
　元々、子供の数は年々減ってはいたが今は惑星ベジータ全体を復興する事が第一とされている事も影響を及ぼしているのではないか、とベジータ王達も頭を唸らせていた。
　そんな状況下でカカロットに一番年の近い存在となると同い年のブロリーか5歳年上のベジータ王子、そしてラディッツとターレス。更にその上の年齢になれば何人もの者たちが居るが、カカロットにしてみれば兄姉に当たる年齢の為、友達と言うことは出来ないだろう。
「けど…また、っていつ来れるんだ？今日だってやっと抜け出してきたんだろ？」
　カカロット1人分の席が空いただけで、食卓がいつもより広く感じられる。
　自分で作った料理で、いつもと変わらない味付けだと言うのに、ラディッツは味気ない感じがして食べる気が起きなかった。
「いつもなら…意固地になってても食事は皆で食べたのにな…」
　ボソッとラディッツが呟くと、確かにそうだったとターレスが思い出す。
　どれだけ酷い喧嘩をしようとも。
　カカロット自信が怒っていようとも。
　食事の時間だけは大事にしていた。
　食事の時間に遅れようモノならば泣いて喚いて責められる為、今ではターレスでさえも食事の時間には必ず帰ってきている。
　そんなカカロットが何よりも大切にしている時間を自ら放棄するなど、今までの生活では考えられない事だった。
「ま、何日かすりゃ飽きんだろ。今は好きにやらせとこうぜ」
「だと…良いんだけど…」
　食事が終わり、食器を片す。
　そのまま部屋に戻るのかと思いきや、布団をベッドから持ち出すと玄関にひき始めた。

　その日からカカロットは玄関で1日の大半を過ごし始める。

　当初は楽観視していたターレスも1週間、10日とそんな生活が続くと流石に心配になり、今までに使用した事がない緊急用無線を持ち出し、バーダックへと連絡を入れたのだった。