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WJ作品中心のSSブログ。 現在はDB(親父中心)、トリコ(コマ総受)となってます。
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定額小為替を買ってきました。

買って驚いた事。
手数料…10倍になってたんですね…最近、全然買ってなかったので知りませんでした…

300円の小為替の手数料が100円って…

ちなみに100円以下の小為替も手数料は100円だそうです。

…さて、さっさと全プレに応募しようっと。

その前にカニ祭りの原稿を上げないと(-_-;)

※当時(2006年5月発行)の作品を一部改訂しております※



 着陸した場所は人気の無い荒野だった。
 大気圏の突入角度の関係から、敵もまた近い場所に着陸する事だろう。
 ベジータ王がメディカルマシンを確認すると、治療完了まで数分となっていた。
 相手を待ち伏せる為にはこのまま完了まで船内に居る訳にも行かず、治療中の2人を残して船外へと向かう。
 真っ先に目を惹かれたのは頭上に広がる空だった。
 探査機から送られてきた映像により知っていたが、実際に見ると受ける印象が違った。
 惑星ベジータの空とは異なる青空。
 色が違う為なのか、星自体が長閑な雰囲気を醸し出していた。
「良い星だな…」
 重力も惑星ベジータより遥かに軽い。
「しかし…この状況を見ますとカカロットに何があったのか…」
 戦闘力が低いとは言え、サイヤ人の赤ん坊が送り込まれているにしては平和過ぎる。
 空も大地も風も。
 全てが今この星の上に争いが無い事を教えてくれる。
「スカウターで探そうにも、カカロットの戦闘力知らねぇからなぁ…」
 取りあえずスカウターのスイッチを入れてみるが、たいした戦闘力の反応は無い。
 時折捕らえる数字も一桁の者ばかりだった。
 万が一にも、生まれた時のまま戦闘力が上がってないとなれば探すのにかなりの手間がかかる。
「貴様ら!フリーザの手先か!」
 スカウターで辺りを探っていたというのに、突如後ろから男の声がした。
 対象を男に絞込み再度確認してみるが、スカウターには何の反応も無い。
「小僧!何故フリーザの名を知っている!」
 質問を返したベジータ王とその後方に居るターレスの姿を視界に捕らえた瞬間、男   いや、少年の顔色が変わった。
         さん         
 口走ってしまった言葉をかき消すかのように、首を左右に振る。
「おいガキ!上から話してんじゃねぇよ!こっちに降りて着やがれってんだ。首が痛くなっちまうだろうが!」
 攻撃をする仕草は全て消した筈だった。
 少年の不意を付く様に繰り出されたターレスの攻撃は、軽々と少年に避けられてしまう。
 ターレスの攻撃が遅いわけでもない。
 少年の動きが予想以上に速かったのだ。
 戦闘力を持たない少年にはありえない速度でターレスの攻撃をかわすと、少年は戦闘態勢を解かぬまま、ベジータ王の目の前に降り立った。
「…我々はフリーザの手の者ではない」
「証拠はあるのか」
 少年の言葉にトーマが肩をすくめ、パラガスがため息をつく。
「では、お前がフリーザの手の者ではない証拠は?」
 ベジータ王の問いかけに、少年は答えることが出来ずに居た。
「小僧、さっさとこの場から離れた方が良い。フリーザの軍がこの近隣に到着する。戦いに巻き込まれたくはなかろう」
 注意を促すが、少年が聞き入れる様子はなかった。最も、、フリーザの話をする度に殺気を漲らせるこの少年が、大人しく引くとはベジータ王も初めから思っていなかったのだが。
「オレはフリーザを倒す為に此処に来たんだ!貴様等の指図は受けない!貴様等こそ、その程度の力で挑んでも死ぬだけだ!」
「テメェ…」
 ここまで言われてはターレスも黙ってはいられなかった。
 戦闘力の欠片もない者に、ここまで言われる筋合いはない。
 怒りを顕にしたターレスが一歩踏み出した所で、トーマがその動きを制する。
「お前…本当にバーダックに似てきたよなぁ…キレやすいところなんか特に」
「誰が切れやすいって?」
 少年は船から出てきたバーダック達の姿を確認すると、驚愕に目を見開いた。
「お早いお目覚めで。傷の具合は大丈夫なのか?」
「問題ねぇよ。それよりトーマ。このガキは何だ」
 バーダックが視線を少年に向けると、少年は何か言いたげな表情をしていた。
「さぁな。フリーザを倒しに来たんだとよ」
「へぇ…地球人にもフリーザの野郎と戦おうなんて考えるヤツが居たのか。おい、ガキ!テメェの出番はねぇから引っ込んでろ!」
 既に目視できる距離にフリーザの宇宙船はあった。
 大気圏を突破すると、少し離れた場所で着陸態勢をとっている。
 少年の返答を待たずに、6人はフリーザの船を目指して飛び立っていった。
「一体…如何いう事なんだ…」
 少年は船から放たれる強大な力をフリーザだと思い込んでいた。
 だが、現れた人物は自分がこれから尋ねる予定の人物と同じ顔を持ち、傍で感じられた力も質も彼の人に似ていた。
 少年は混乱する頭を抱えながらも、当初の目的を果たすために飛び立った6人の後を追った。

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神薙
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職業:
事務
自己紹介:
サークル活動時
《BlueSkyHero》では【蒼皇那鬼(ソウコウ ナキ)】
《Legend-Of-DragonBall》では【神薙(カンナギ)】
と、サークル名を変える時にPNまで変えたりしたお馬鹿です(笑)
どんなジャンルにも手を出しますが、自分が書くジャンルは少なかったりします…
今はタイバニ(兔虎)にもハマってたり…
基本、親父好きです(爆)
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